内反肘

【概要】

肘(ないはんちゅう)という病気についてです。まっすぐに腕を伸ばしてみた時にわかりますが、肘部分から内側(小指側)に弯曲(わんきょく)している変形をいいます。ほとんどは骨折の後遺症としてあらわれます。上腕骨の下端・肘部分での骨折の後遺症、通過骨折(つうかこっせつ)の後遺症、顆上骨折(かじょうこっせつ)の後遺症などです。

【原因】

正常な肘とは、手のひらを上に向け、肘(ひじ)を伸ばした時に、肘より手のひらがやや外にある状態が正常です。上記の状態で肘よりも手のひらが外側にくるものを外反肘(がいはんちゅう)と呼び、肘よりも手のひらが内側にくるものは内反肘(ないはんちゅう)と呼ばれています。原因としては、多くのケースでは子供の頃の骨折がであり、整復がうまくされなかったためであると考えられております。

【症状】

正常な人は手のひらを上に向けて肘をまっすぐに伸ばすと、上腕の軸に対して前腕の軸はやや外側を向いているものですが、内反肘を患う人はこれが内側へ向いている状態となります。簡潔に言えば、肘が手のひらよりも内側にくる症状です。原因はどうあれ、骨の成長過程で肘が曲がるものなので成長期を過ぎればそれ以上変形が進行する心配はありません。

【治療】

正常な人は手のひらを上に向けて肘をまっすぐに伸ばすと、上腕の軸に対して前腕の軸はやや外側を向いているものですが、内反肘を患う人はこれが内側へ向いている状態となります。簡潔に言えば、肘が手のひらよりも内側にくる症状です。原因はどうあれ、骨の成長過程で肘が曲がるものなので成長期を過ぎればそれ以上変形が進行する心配はありません。