【スポーツ障害について】
・疲労骨折
・野球肩(肩のスポーツ障害)
・テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
・ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)
・ランニング障害一覧
・ランナー膝(腸脛靭帯炎)
・ジャンパー膝(膝蓋腱炎(膝蓋靭帯炎)/大腿四頭筋腱付着部炎)
・アキレス腱周囲炎
・足底腱膜炎
などが主に挙げられるスポーツ障害です。
他にもたくさんのスポーツによる痛みはあります!
今回はその中でも「野球肩」にピックアップしてみます!
野球肩とは…?
野球の投球動作の他、テニス・バレーボールのサーブ・スマッシュ等、腕を大きく振る動作を繰り返すスポーツで生じる肩の痛みです。
肩関節に付着する腱や筋肉あるいは骨の損傷によるものです。
野球肩の原因は…?
単純に過度な投球動作が原因となることが多いですが、肩や肩甲骨周囲の柔軟性不足、肩や肩甲骨周囲の筋力不足、不適切な動作フォームなど、様々な体の要因も絡んでいます。
野球肩と言っても実は、1つの病態を指すものではなく、数種類に分類されます。
①インピンジメント症候群
野球肩の原因の中でも多いのがインピンジメント症候群です。肩を使うたびに、肩峰や靱帯に上腕骨頭が衝突することにより、肩峰下滑液包に炎症を起こし、肩が痛みます。
肩を上げていくとき、ある角度(70〜120°あたり)で痛みや引っかかりを感じ、それ以上肩を挙げれなくなります。
このような症状がインピンジメント症候群の特徴になります。
②腱板損傷
腱板とは、肩の中にある棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋という4つの筋肉の腱の複合体で肩関節の動きに大きな影響を及ぼす筋肉です。スポーツでこの部位を負傷することは多く、腱板損傷とは、付着している腱が上腕骨から剥がれたり、破れたりする損傷のことを言います。
痛みで腕が挙がらない。夜、痛みで目が覚める。腕を下ろす時にも痛みが走る。痛くなったほうの肩を下にして寝られない。
このような症状が腱板損傷の特徴になります。
③リトルリーグショルダー(上腕骨骨端線離開)
成長期の投球障害で、投球時や投球後に肩の痛みを訴えます。子供の骨には、骨を形成する細胞が密集する骨端線という軟骨(成長軟骨)がありますが、骨に比べて強度が弱く、過度の投球による負荷で損傷し、上腕骨の肩の部分の成長軟骨(骨端線)の離開(骨端線離開)が起こって痛みが表れるスポーツ障害です。放置しておくと痛むだけでなく成長障害にも繋がる可能性もあります。
投球時に痛み、投球後に痛み、肩をねじると痛みが出ます。
このような症状がリトルリーグショルダーの特徴になります。
当院では、この様な様々な症状に対し決めつけではなく適切な判断をし、適切な施術を行なっております。
【手技療法】→筋緊張の緩和、関節可動域拡大【ハイボルテージ療法】→鎮痛治療
【マイクロカレント療法】→消炎・治癒促進効果
などを組み合わせ、早期の痛みの改善を目指します。
気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。